HPのサーバには、充実したリモート管理機能が付いています。
リモートからKVM (キーボード、ビデオ、マウス)が操作できたり、リモートメディアと言ってCD-ROMドライブやisoメディアをマウントできたり、電源のオンオフができたりと、データセンターで作業する必要を極限まで減らしてくれます。本当におすすめの機能です。(但しライセンスは有料)
IBMやDELLにも同種機能があるという噂ですが、ウェブサイト上に全く情報がなく、どんなものかよく分かりません。
さて、HPの管理機能には、上位機種向けのiLO2 (Integrated Lights-Out2)と下位機種向けのLO100iとLO100cがあり、はっきり言って、ウェブで見ても違いが全く分かりません。(ちなみに最新機種では、iLO2はiLO3にアップデートされました)
残念なことにサポートに「それぞれ、どう違うのか?」と問い合わせても「ウェブを見てください」と言われただけでした。きっと彼らも違いがわかってないんでしょう。
そこで、ここにそれらの違いを明記したいと思います。
LO100iとLO100cは、iLO2と機能的にはほぼ同じですが、随所がしょぼい感じになります。
具体的には以下のような点が問題です。
- 最初はLANの設定が行われておらず、初期設定にキーボード・ビデオが必要になる。iLO2ではDHCPで自動設定なのでKVMが全く要らず、簡単。(DL180G6の共有LAN上での事例)
- パスワードが予め決まったものに設定されているので、設定を終えるまで脆弱。
- LANが全ポート共有となっており、セキュリティ上の不安がある。iLO2では特定のポートだけを共有利用することができる。
- リモートKVMのモニタが限られた解像度しか対応しておらず、Ubuntuのインストール時にはvga=769というboot optionを指定する必要がある。
- リモートKVMが切断されると、リモートメディアも切断される。
- リモートKVMで、一部の記号がキーボードから入力できず、ソフトキーボードを使う必要がある。
- リモートKVM利用時に、クライアント側のNumLockが勝手にOnになる。
LO100cは、一番安い機種に使うものであり、増設カードとして提供されます。機能や動作的にはLO100iと全く同じです。
iLO2にも問題点はあり、最も強力なActiveXによるリモートKVMは、IE8では動作しません。IE7を使うか、Java Applet版を利用する必要があります。
リモート管理機能は非常に便利であり、KVMの排除によるデータセンターの利用効率向上、コストダウン、ケーブル削減などの効果は絶大です。またトラブル対応時の人件費や労力も大幅削減が可能です。
弊社がHPのサーバに統一している理由がiLO2です。ぜひ下位機種にもiLO2の搭載をお願いしたい、と切に願います。あとIE8に対応してください!

